スウェーデンを代表する陶芸家であるリサ・ラーソンは、見ているだけで元気になれる、癒されるような作品を作り続けている作家です。彼女は、1931年にスウェーデンに生まれ、1948年にアートスクールに入学し、陶芸の道に進むことを決意します。スウェーデン陶芸界の第一人者であるスティグ・リンドベリが、ヘルシンキで行われたデザインコンペで彼女の花瓶に目を留め、23歳という若さでグスタフスベリ社に迎え入れられました。恵まれた環境のなかで、リサ・ラーソンは次々に新しいデザインの作品を発表し続けていきます。ネコにはじまる「LILLA-ZOO
小さな動物園」シリーズは、リサの最初の大量生産作品で、26年の在籍期間中、こうした動物シリーズを初めとして約320種類の作品を制作し、スウェーデンを代表する人気作家となりました。
1979年にグスタフスベリを退いた後も、フリーデザイナーとして海外でも活躍を続けていくなかで、1992年にリサの作品が復刻されることになりました。やさしくかわいいコケティッシュな動物や、素朴で温かみのある表情豊かなフィギュアは、本国スウェーデンのみならず、日本をはじめ世界中でファンが急増しています。本展覧会では、リサ・ラーソン本人の協力のもと、初期から近年までのユニークピースとプロダクト作品、あわせて約230点を展覧します。
また、同時に注目を集めている自然豊かな北欧スウェーデンの生活スタイルや家族との関わりから伝わる彼女の魅力溢れる世界もご紹介します。 80歳を超えてもなお現役で精力的に活動を続け、輝き続けるアーティスト、リサ・ラーソンの作品とライフスタイルの両面をご紹介する初めての展覧会です。
©Lisa Larson / Thomas Carlgren
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[会期・会場]
2014年9月11日~9月23日
銀座松屋
2014年11月19日~12月8日
阪急うめだギャラリー
2015年3月7日~6月7日
滋賀県立陶芸の森 陶芸館
2015年6月10日~6月16日
ジェイアール名古屋タカシマヤ
2015年7月18日~8月30日
群馬県立館林美術館
2015年9月17日~9月28日
札幌三越
2015年10月14日~10月26日
福岡三越
[全会場共通]
主催:NHKサービスセンター、
各開催美術館など
後援:スウェーデン大使館
出品協力:Bernhard Svensson
協力:フィンエアー、フィンエアーカーゴ
企画:アートインプレッション
企画協力:トンカチ、実業之日本社
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